西島秀俊、斎藤工、宮沢氷魚、玉城ティナ、宮川大輔、三浦友和。豪華俳優陣の出演と監督・⼤森⽴嗣、脚本・高田亮のオリジナルで贈る本作は、大森監督の⽣々しいまでに抉る⼈物描写はそのままに、暴力と銃をスタイリッシュな映像で魅せる。さらにソウルやファンク、⾳楽やファッションのジャンルを超えた組み合わせ、銃の構え⽅、タバコの吸い⽅・・・。
キャラクターからアイテムまで、どこまでもクルエル・ワールド全開！
夜の街へとすべり出す、水色のフォード・サンダーバード。カーステレオから流れるソウルナンバーをBGMに交わされるのは、「お前、びびって逃げんじゃねーぞ」と物騒な会話。互いに素性を知らない一夜限り結成された強盗団が向かうのは、さびれたラブホテル。片手にピストル、頭に目出し帽、ハートにバイオレンスで、ヤクザ組織の資金洗浄現場を“たたく”のだ。仕事は大成功、大金を手にそれぞれの人生へと戻っていく。──はずだった。ヤクザ組織、警察、強盗団、家族、政治家、金の匂いに群がるクセ者たち。もはや作戦なんて通用しない。クズ同士の潰し合いが始まる。最後に笑うのは誰だ！
オープニング曲：「What Is This」Bobby Womack（Universal Music）
劇中曲：「Let’s Stay Together」Margie Joseph（Warner Music Japan）
「Back In Your Arms」Wilson Pickett（Warner Music Japan）
エンディング曲：「California Dreamin’」Bobby Womack（Universal Music）
Bobby Womack ボビー・ウーマック
1944年、アメリカ、オハイオ州出身。アメリカを代表するソウル・シンガーソングライター、ギタリスト。1972年、シングル「ウーマンズ・ガッタ・ハヴ・イット」が、ビルボード誌のR&Bチャートで1位を獲得。同年、映画『110番街交差点』のサウンドトラックを制作し、主題歌「110番街交差点」の歌も担当する。この曲が、クエンティン・タランティーノ監督の『ジャッキー・ブラウン』(97)に使われ、再び注目を集める。2009年、ロックの殿堂入りを果たす。2014年に逝去。「What Is This」、ママス&パパスのカヴァー曲「California Dreamin’」は アルバム「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」に収録。
Margie Joseph マージー・ジョセフ
1950年、アメリカ、ミシシッピ州出身。アレサ・フランクリンと並び、70年代を代表したレディ・ソウル。可憐な歌声と見事なヴォイス・コントロールで人気を博す。アル・グリーンのカヴァー曲「Let's Stay Together」は、1973年のアルバム「Margie Joseph」に収録。
Wilson Pickett ウィルソン・ピケット
1941年、アメリカ、アラバマ州出身。ファルコンズでリード・ヴァーカリストとして活躍。のちにソロに転向、65年「ミッド・ナイト・アワー」のビッグ・ヒットで一躍R＆Bの人気シンガーに踊りでる。そのあとも「634-5789」、ウォーカー・ブラザーズで有名なも「ダンス天国」、ラスカルズでもおなじみの「ムスタング・サリー」、ブルース・ブラザーズも歌った「エヴリバディ・ニーズ・サムバディ・トゥ・ラヴ」、「ファンキー・ブロードウェイ」など数多くのヒット曲を圧倒的な迫力で歌い上げた。
凶暴な顔を隠した元暴力団
1971年、東京都出身。『居酒屋ゆうれい』（94）で映画デビュー。『ドライブ・マイ・カー』に主演し、全米映画批評家協会においてアジアの俳優では初となる主演男優賞を受賞。主な出演映画は、『ニンゲン合格』（99）、『Dolls ドールズ』（02）、『CUT』（11）、『劇場版MOZU』（15）、『クリーピー 偽りの隣人』（16）、『空母いぶき』（19）、『任俠学園』（19）、『劇場版 奥様は、取り扱い注意』（21）、『劇場版 きのう何食べた？』（21）、『99.9 - 刑事専門弁護士- THE MOVIE』（21）、『シン・ウルトラマン』（22）など。
何でもアリのフリーの犯罪者
1981年、東京都出身。2001年に俳優デビュー。主な出演映画は、『昼顔』（17）、『麻雀放浪記2020』（19）、プロデュースも手掛けた『MANRIKI』（19）、日仏合作『家族のレシピ』（19）、『ヲタクに恋は難しい』（20）、『糸』（20）、『8日で死んだ怪獣の12 日の物語』（20）、『孤独な19 時』（20）、『孤狼の血 LEVEL2』（21）、『CUBE』（21）、主演を務める『シン・ウルトラマン』（22）など。齊藤工名義で監督業にも進出、初長編監督作『blank13』（18）では国内外の映画祭で8冠を獲得。その後、『ATEOTD』（20）、『ゾッキ』（21）などを監督。
ラブホテルの従業員
1994年、アメリカ、カリフォルニア州出身。「MEN’S NON-NO」専属モデルグランプリ獲得後、TV ドラマ「コウノドリ」（17）で俳優デビュー。その後、『映画 賭ケグルイ』（19）などで注目される。初主演作『his』（20）で、2020年TAMA 映画賞最優秀新進男優賞、報知映画賞新人賞、ヨコハマ映画祭最優秀新人賞、2021 年日本映画批評家大賞新人男優賞(南俊子賞)を受賞、また『騙し絵の牙』（21）では2022年日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。若手実力派の中でも群を抜いた存在となる。主な出演映画は、『ムーンライト・シャドウ』(21)、『エゴイスト』(23)など。また、2022年前期NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」に出演。
大金と自由が欲しい風俗嬢
1997年、沖縄県出身。2012年講談社主宰オーディションの初代グランプリに輝き、14歳で「ViVi」の最年少専属モデルとなる。2014年俳優デビュー。『Diner ダイナー』（19）と『悪の華』（19）での演技が高く評価され、第44回報知映画賞新人賞受賞。主な出演映画は、『地獄少女』（19）、『AI崩壊』（20）、『ホリック xxxHOLiC』（22）、『極主夫道 ザ・シネマ』（22）など。5人の俳優たちがショートフィルムを作成する『アクターズ・ショート・フィルム2』で『物語』（22）の監督＆脚本を務めた。11月にはヒロインを務める映画「窓辺にて」が公開になる。
借金を抱えた元会社員。
1972年、京都府出身。バラエティやTV ドラマで幅広く活躍している。主な出演映画は、『パッチギ！ LOVE&PEACE』（07）、『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』（08）、『ドロップ』（09）、『カフーを待ちわびて』（09）、『さらば愛しの大統 領』（10）、『ゴースト もういちど抱きしめたい』（10）、『漫才ギャング』（11）、『オー！ファーザー』（14）、『Z アイランド』（15）、『泥棒役者』（17）、『サクらんぼの恋』（18）、『ザ・ファブル』（19）と続編『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』（21）など。
裏稼業にのめりこむ刑事
1972年、東京都出身。『殺し屋1』（01）で映画初主演。『ヴァイブレータ』（03）と『赤目四十八瀧心中未遂』（03）で、キネマ旬報ベスト・テン日本映画助演男優賞とヨコハマ映画祭最優秀助演男優賞を受賞、映画版『ハゲタカ』（09）では日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。主な出演映画は、『アキレスと亀』（08）、『R100』（13）、『S -最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』（15）、『秘密 THE TOP SECRET』（16）、『アウトレイジ 最終章』（17）、『ビジランテ』（17）、『この道』（19）、『初恋』（20）、『そして、バトンは渡された』（21）など。
元政治家秘書の肉体労働者
1952年、山梨県出身。1971年、俳優デビュー。主な映画出演作は、『アウトレイジ』シリーズ（10～17）、『マイ・バック・ページ』（11）、『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』（11）、『64-ロクヨン-前編』『後編』（16）、『葛城事件』（16）、『DESTINY 鎌倉ものがたり』（17）、『羊と鋼の森』（18）、『AI 崩壊』（20）、『風の電話』（20）、『唐人街探偵 東京MISSION』（21）など。
